回路図です。以下に説明を偉そうに書いていますが、ほとんど参考書の受け売りです。  f(^^; 
 なお、本回路は素人の設計です。決して動作を保証するものではありませんし、もし発 火、感電などの事故が起きても当方は責任を負いかねます。また、HIDの性質上、回路 は高電圧になります。DIYされる方は自己の責任でお願いします。また、回路や説明にお 気付きの点がありましたらご指摘いただければ幸いです。

 さて、回路ですが、まずDC12VをDC-DCコンバータで放電に必要な電圧(300〜400 V)に昇圧します。DC-DCコンバータはRCC(Ringing Choke Converter)という方式です 。RCCはスイッチ素子(2SD798)自体が発振を起こす自励発振で、回路的にはフライバッ クコンバータです(何のこっちゃ)。動作としては、2SD798のスイッチングにより、トランス の1次巻き線(コレクタ巻き線)の電流がオン/オフすると、電磁誘導により2次巻き線に は、1次巻き線との巻き数比に応じた高電圧が発生します。発振のメカニズムについて はブロッキング発振回路の説明が当てはまるということですが、長くなりますので詳細は割愛させていただきます。トランスはスイッチング電源用のものを使 いたかったのですが秋葉原では見あたらなかった(探し方が悪い?)ので、ACトランスを 改造したもの(下図参照)を使用しました。おかげでサイズがでかく効率もかなり悪くなっ ていると思います。
 また、回路図に書いてありませんが一応電源ラインに2Aのヒューズが入っています。
 C1はトランジスタオン→オフ時の1次巻き 線からのフライバック電圧を吸収する役割を 果たしています。2SD798のVceoは300Vですが 、これがないとあっけなく逝ってしまいます 。
 注: 文字用の領域がありません!
 2次巻き線の電流はダイオード(D2)で整流されて放電用コンデンサ(C3)に蓄え られます。D2は高耐圧のものが必要です。私は日立U07NというVrrm1500Vのものを 使用しました。

 一方、タイマIC555ではトリガーのタイミングパルスを発生します。タイミング パルスの周波数は1.44÷((RA+2RB)×C)、RAは実測210KΩ、Cは68nFですので100 Hzとなります。555の出力はPNPトランジスタで反転し、SCRのゲートを制御します 。

 トリガートランス駆動用コンデンサ(C4)に充電された電荷は、タイミングパル スに同期してトリガートランスを駆動し、トリガー端子には数千Vのパルス電圧 が発生します。これにより放電管内部ガスがプラズマ化され、C3に充電されてい た電荷が一気に放電し発光します。C3及びC4は放電間隔より短い時間で充電する 必要があります。C4の充電用抵抗R2の値は大きいと充電がタイミングパルス間隔 に追いつかず、小さいとSCRがオフにならないためか? いずれも発光が安定しま せん。RA及びR2は放電管の発光が安定するように調整する必要があります。

 C3の放電時の電圧は実測で420V、発光1回あたりのエネルギーは、E=CV^2/2に より19.4mJ、発光回数は100回/秒ですので消費電力は1本あたり1.94Wとなりま す。
純正バルブは5Wですが、純正と同等以上に明るいです。

 注: 文字用の領域がありません!
参考HP
キセノン放電管の点灯回路に関しては、左 のHPが大変参考になりました。
「スイッチング電源設計入門」  佐藤 守男 著  日刊工業新聞社
 DC−DCコンバータを設計する上で大変勉強になりました。