HIDバラスト移植
今まで調子の良かったサンテカHIDですが、最近たまにちらつきが出たと思いきや、とうとう片側が点かなくなりました。あまり評判の良くない製品とは分かっていたのですがやはり壊れるのも早かった。安かろう悪かろうという言葉は当たっていました。仕方がないのでハロゲンに戻しましたが、一度HIDの明るさに慣れてしまうとハロゲンは暗い。そこでオークションでバラストを速攻GET、壊れたバラストだけ交換しました。
壊れたサンテカHIDバラスト。下がインバータ(DC12V→AC85V)、上がイグナイタ(AC85V→25000V)。症状は一瞬点灯し、すぐに消えてしまいます。
HIDバーナー(H4ハイ、ロー切り替え式)、ハイ、ロー切り替えコントローラーは流用します。
イグナイタから出ている高圧ケーブルも流用するので、裏蓋を開けて見ると、中には黒いゴムが充填してありました。
かなり強固に着いているのでゴムをほじくって切り取りました。
ちなみにインバータもご覧のようにゴムがたっぷり充填されていてメンテナンス不可。防水性は完璧ですが壊れたら交換するしかないでしょう。
オークションでGETしたトヨタのバラスト(小糸製)。片側のみの出品で3.7K円で格安GET!メーカ純正品なので信頼性も問題なさそう。
高圧ケーブルはシールド付き。サンテカのはシールド無しでしたがオーディオへのノイズ混入などはありませんでした。このケーブルをサンテカに取り替えます。
中身の様子。こちらはインバータ(右側)、イグナイタ(左側)が一体となっていて、コンパクトです。
内部は透明なゼリー状の防水剤で満たされています。
高圧ケーブルの端子はスパーク防止のため離れた位置に溶接されています。
この端子にサンテカのケーブルを接続するのですが、赤いケーブルの方は端子が奥まっているので、元のケーブルを途中で切断しハンダ付けします。黒のケーブルの方はニッパーで切断後、同じ位置にハンダ付けします。
ハンダ付け箇所はビニールテープで巻いて納めます。
ケーブルの付け根はホットボンドで固めました。
元通りイグナイタ部はプラスチックカバーで覆い、フタをして完成です。
電源をつないで無事点灯を確認しました。\(^o^)/

ちなみにサンテカのバラストと比較したところ、見た目の明るさの違いは分かりませんでした。消費電流(安定時)も3.72A(小糸)、3.65A(サンテカ)と、ほとんど違いがありませんでした。両者とも定格が同じなので当たり前かも知れませんが・・・

しか〜し!車に搭載してから両者の違いに気付きました。サンテカの方がわずかに点灯が遅れます(^^;)
今までパッと点いたものがパパッとなる感じです。僅かな差ですが、まあ、点いてしまえば明るいし、特に気にしてませんが。(^_^;)

それよりもう片方のバラストが、いつ寿命を迎えるのか気になるところですが、しばらく様子見です。

2005/11/27追記:その後間もなく、もう片方のバラストもちらつき→不点灯の症状がしばしば発生し、同じタイプのバラストに交換しました。(-_-;)