ジョイボールをご存知でしょうか?ジョイスティックのスティック部分がボール状になったファミコン用のコントローラです。しっかりしたホールド感と、1秒間に16連射できる機能が話題になりました。ボールの操作性については賛否両論があったような・・・。私は結構気に入ってました。でも、ファミコンが我が家から消えて何年経ったか?子供の方もスーパーファミコン→64→ゲームキューブ、PS2と進化して、古いゲーム機やコントローラは次々処分。でも、このジョイボールはたしか独身時代に購入したもので愛着もあり、捨てずにしまっておいてありました。
 最近PC上で動作する懐かしのシューティングゲームを入手したのですが、空中で操るゲームパッドの十字ボタンでは思うようにコントロールできず、親指での連射も私にはキビシイ。やっぱりコントローラはしっかりテーブルに据え付けて操作するものです。そこで思い出したのがジョイボール。長い間押入にしまわれていたジョイボールですが、日の目を見る時がやってきました。
もともと家にあったサンワサプライ製のUSBゲームパッド。
ジョイボールのスティックやボタンはそのままにしておいて、中身をこれとそっくり入れ替えようという計画です。
ジョイボールの裏蓋を開けてみました。中はすっきりしていて、ゲームパッドの基板が入るスペースはありそうです。
ゲームパッドの基板です。右側の4ボタンの接点と、左側の十字ボタンの接点を、対応したジョイボールの接点につなげるという単純な発想です。
ジョイボールの基板にはIC1個と、ダイオードアレイ1個、抵抗1個だけでした。
ゲームパッドの基板を入れるのに邪魔な部分を切り取ります。ボタン部分は流用します。
基板を当ててみました。ぎりぎり入りそうな感じ。でも内部には邪魔な出っ張りがあります。
邪魔な突起を切り取ります。この突起は上からの荷重を支えるためにあるようですが、箱自体丈夫なので無くても大丈夫そう。
スイッチの接点にリード線をハンダ付けします。基板の余計なプリントは削り取っておきます。
対応するボタンを間違えないようにハンダ付けします。
ジョイボールの上下左右のスイッチはボール部分に内蔵されていて見えませんが、5本のリード線が出ていて、以下のように対応していました。
黒=上
茶=下
赤=左
橙=右
黄=コモン
それぞれのリード線をゲームパッドの対応する位置にハンダ付けします。
ゲームパッドの基板も端をわずかにカットしてぴったり収まりました。
元通りフタを閉めて、USBジョイボールの完成です。