写真上は我が家のオーディオセット。スピーカーがこのほど自作 した2ウェイバスレフ。ラックの上という置き場所が良くないのは 承知していますが、スペース的にはここしかなかったので、仕方 なく乗せています。自作の置き台の上下に制振材を入れて、振 動がラックに伝わらないような対策はしていますが、影響は不明 です。ラック自体はDENON製の頑丈な品物なので大丈夫とは思 いますが。 ユニットは、ウーファーがfostex FW168N、ツイータが同 FT48D という組み合わせ。キャビネットは内容積約12Lのバスレフで、 板材は15mm厚のMDFです。 設計に際しては、エンクロージャー設計支援というフリーソフトを 使いました。スピーカー設計に関する本は長岡鉄男氏の本を何 冊か持っていますが、特にバスレフの場合内容積とポート(ダク ト)容積の関係で周波数特性が大きく変わり計算もややこしいの で、机上で計算するより上記のソフトを使う方がずっと楽です。ち なみにこのソフトにはネットワーク素子計算プログラムというおま けソフトが付いており、 これもネットワークを設計する際とても役 立ちました。 |
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左は先代のメインスピーカで、ユニットはフォステクスの12cmフ ルレンジFF125K(最初はFF125Nだったが、エッジがボロボロに なったため買い換える。その時はもうFF125Nは廃番になってい た)。これにコーラルのドームツイータHD-60で超高域を補完。キ ャビネットはバックロードホーン(長岡式スパイラルホーンを参考 にしたオリジナル設計)で、小型でもホーン長が3m近くあり、低 域は35Hzまでちゃんと出ていました。しかし、いくら小型といえど も最近の小型スピーカーに比べると場所を取り、デザイン的にも 家内から不評を買っていたので、オークションで処分してしまい ました。鳴りっぷりは良かったのですが中高域の繊細 さがいま いちで、中低域の定位がぼやけていた印象でした 。 |
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制作中の写真。MDFはサブロク1枚を近くのホームセンターで購 入し、自宅で丸のこを使って裁断。クギは使わずクランプやはた がねを使って木工用ボンドで接着。バスレフのダク トは下水用の 55mmの塩ビパイプを使用しました。 この写真以前の製作工程は写真を取り忘れました。m(._.)m |
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バッフル両端はトリマで曲面に削りました。最初はユニットのフラン ジ部分のザクリは考えてなっかたのですが、ユニッ トを取り付けて みるとかなり出っ張ってしまったので、後からトリマで5mm程度の ザクリを入れました。ユニット穴を開けてからの削り作業は手作業 になり、少し円がいびつになってしまいました。写真は塗装前にプ ラサフを吹きつけ、やすりがけした後の様子。 |
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塗装は高級感を狙ってメタリックゴールドのウレタン塗装に しまし た。ウレタン塗装はつやが出ますが、よく見ると木のでこぼこが分 かります。車のボディーのような鏡面にするに は、塗装前に完璧 な表面仕上げをしておけば良かったのですが、そこまでこだわら なかった結果が出ました。 |
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ネットワークはウーファー直列のハイカット用コイルは中付けで固 定ですが、ハイパスフィルター用のコンデンサとアッテネータ用セメ ント抵抗は外付けにしました。アッテネータに可変抵抗を用いれば 良いのですが、値段が高いのと、今までの経験でレベルあわせ後 に抵抗値を変えたことがほとんどなかったので固定にしました。ま た、外付けにすればツイー タだけですがf特の変更も容易です。ど うせならコイルも外付けにすれば良いような気もしますが、コイル は大きいので外に出すとネットワーク用の別の箱が必要になり、 そこまで 凝ることは無いと思いやめました。6dB/octで多少コイル を変えたところで音質がそれほど変わるとも思えなかったし、 なに しろコイルはコンデンサよりずっと値段が高いのでよほどの音質 向上が期待できなければ取り替えなくて良いかなというのが本音 です。(^^ゞ なお、コイルはトリテックというメーカーの空芯コイル、コンデンサと 抵抗はパーツ屋さんにある普通のフィルムコンデンサとセメント抵 抗です。この辺のパーツもオーディオ用の高価なものがあります が、まずは普通の部品を使って音を聴いてからグレードアップを 考えるというケチケチ作戦です。 |
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クロスオーバー周波数は1200Hz付近をねらってコイルとコンデン サは図のような値にしました。クロスオーバーを高くとってウーファ ーの余計な中高音が全体の音を濁すより低いク ロスでも使える FT48Dに任せた方が良いと考えたからです。FT48Dは逆相接続に なっていますが、長岡氏の本では6dB/octの場合ツイータは逆相 の方がよいとあり、他のサイトでも位相のずれが少ないとの実験 結果が出ていたので逆相にしました。 抵抗は3.9Ω、5.1Ω、6.8Ωの3種類用意しましたが、一番バランス の良かった5.1Ωに落ち着きました。 |
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