フォグランプLED化&デイライト化
左は今回使用したパワーLED。やはり秋月で購入したoptosupply社製3W出力白色パワーLEDで色温度は6500K。カタログ値では順方向電圧が3〜4Vなので3個直列にしてもバッテリー電圧を下回り、試しに抵抗なしで実測したところ電流は0.7A程度で最大定格に届かなかったので3個直列、抵抗無しに決定。ただし、発熱も大きいので実装させるには放熱器にしっかり固定させるなど、放熱対策を考える必要があります。
LEDの説明書によると、放熱のため少なくとも80平方cmの表面積の金属コアプリント基盤が必要と書かれています。対策として、家にあったジャンク部品の中からヒートシンクを引っ張り出して、これに取り付けることにしました。これだけの大きさがあれば放熱効果十分か。
純正フォグはH11タイプ55Wのハロゲンバルブを使用しています。
バルブの穴は直径2cm程度。ここに放熱器に取り付けたLEDを実装させるとなると3個が限界です。
ライト本体は3本のT20トルクスねじでバンパー裏側から固定されており、四隅のうちの一箇所は光軸調整用のドライバーをフロントから差し込む穴になっています。しかし今回の改造ではライト内の反射板は使用しないので、光軸調整は無意味となります。
ヒートシンクにLED取り付け用の穴および配線用の穴、さらにヒートシンクをライトに取り付けるためのねじ穴を開けます。3個のLEDの固定は4本のねじの頭で締め付ける方法にしました。
LEDをねじで固定し、足を直列に半田付けします。LEDを取り付ける前にLEDの裏面に、CPUとCPUクーラーの間に塗る放熱グリスが余っていたので、これを塗りました。
ライト本体に取り付ける前にゴムパッキンをはさみます。
ヒートシンクを取り付けるのに邪魔な突起は折り取っておきます。バルブ穴の上下に取り付けにはうってつけの穴があるので、これを使用します。
この取り付け用の穴は深さも十分で木ねじで頑丈に固定できました。
フォグライトのコネクタは使用しませんが、コネクタを抜いたまま放置すると球切れの警告が出てしまいますので、例によってムギ球をはさんでおきます。ネットオークションで購入した14V のムギ球です。フォグランプはポジション灯と同じく、点灯していなくても微弱電流を流して球切れを検出するタイプなので、この方法は有効です。
 
 2010/10/16追記:フォグの場合ムギ球1個では抵抗値が高すぎるせいか、時々球切れの警告が出てしまいます(ハロゲンの場合、消灯時の抵抗値が1Ω以下)。とりあえず元のバルブを差し込んでおく手もありますが、それでは芸がないのと、フォグのスイッチを入れたときのバルブ発熱がイヤなので、現在対策を考慮中。

 2012/10/06追記:現在はポリスイッチという便利な素子を差し込んでいます。秋月八潮店で1.1A(2.2Aで遮断)のものが特価で1個20円でした。
元通りバンパーに取り付けます。
近くで見るとこんな感じでLEDの頭が見えます。
点灯時。LEDは直視できないくらい眩しい。
昼間はこんな感じです。消費電力は左右合計18Wなので気兼ねなく常時点灯できます。真夏の炎天下でしばらく点灯していてもヒートシンクが効いているようで、熱による順方向電圧低下→電流増加は抑えられ、最大電流は常に定格以下の0.7A程度でした。かなりの長寿命が期待できます。
ヘッドライトと同時点灯。6000Kのヘッドライトと比較するとやや青いような感じです。光源の点エネルギーが強く、遠くからでもシャープな白色の輝きが目に入ります。自車の存在を知らせるための安全装備と、オシャレなイルミネーションを兼ね備えたアイテムです。


純正フォグのハロゲンバルブを取り外し、3W白色パワーLEDを3発使用した改造バルブを取り付けました。常時点灯のデイライトとして使用し、安全性、ファッション性の向上をねらいます。

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