HIDバーナー交換(6000K)
購入したのはいわゆる激安バーナー。フィリップス純正品が3万円以上するのに、これは約3分の1の値段です。中国製ですが、1年保障付き。

激安バーナーはUVカットしないのでライトを傷めると言われますが、ちゃんとUVカットガラス使用と書かれています。仮にこれが信用できないとしてもHIDの紫外線量は白昼の太陽光の比ではないと思いますし、プロジェクターの場合レンズでもUVを濾過しており、照射範囲も上の写真を見ると分かりますがスポット的です。仮にUVの影響があれば、この丸い範囲だけに限られるでしょうが、ライトの樹脂を傷める最大原因は、間違いなく外側から照りつける太陽光です。
こちらは取り外したフィリップス製の純正バーナー。やはり激安バーナーに比べると工作精度も高そう。激安バーナーとの差はUVカット率などではなく、部品の品質や工作精度なんだと思います。まあ、5年くらいもてばいいかなというくらいの気持ちで試してみます(前車の某メーカーのバーナーは5年で逝きました)。
バーナーを交換するにはライト裏側のふたを開けなければなりません
が、ふたを開けるにはライトを取り外すか前方にずらす必要がありま
す。そして、この作業を行うにはバンパーを外すしかありません。とい
うことで、最初にバンパーの取り外し作業を行うわけですが、バンパー
の外し方はこちらのサイトがとても参考になりました。ただ、このサイト
との違いとしては、私の車の場合タイヤハウスのカバーの内側にも2
本のT25トルクスねじがありました(赤い丸印)。あと、バンパーを固定
している他のねじはT30でした
すべてのねじを外し終えたらバンパーを手前に引っ張りずらします。このときライトを交換する側だけをずらすようにしたほうが無難だと思います。左右とも引っ張るとライトウォッシャーのホースやフォグの配線を引っ張ったままバンパーが落下して、ホースや配線を傷めるかも知れないです。左の写真くらいずらせばライトの取り外しは可能です。
ライトは3本のT30トルクスねじで固定されています(赤い○印のところ)。真ん中の上部のねじは取り外しますが、左右の2本は緩めるだけで大丈夫です。取り外してしまうと誤って底に落としたりして面倒なことになります。フェンダー側のねじは写真の丸い穴から15cmほど下にあり、暗くて見えないので手探りでねじの頭を探しますが、落ち着いて探ればカチッとはまる感覚が訪れるはずです。
ライトを手前に引いて外します。ライトを前にずらした状態でも裏蓋を開けてバーナーを交換することができますが、ライトのコネクタを外してライト本体を取り外したほうが作業は確実です。
取り外したライト。
フタが3箇所あります。
底部にはHIDのバラストが付いています。フランス製と書かれています。
裏蓋は2本のT20トルクスねじでとまっているので取り外します。
バーナーの取り外しはコネクタを抜いて2本のピンを外せばOKです。
バーナーを取り外したところ。
レンズの手前に遮光板があるのがわかります。一瞬、遮光板の位置が上下逆のような気がしましたが、反射板で反転することを忘れていました。この遮光板はレベライザの制御で上下微動します。また、ハイビーム時は全開になるはずです。
購入したバーナーをセットし、あとは元通りに戻すだけです。
色の違いを比較するため、片側だけ交換して点灯してみました。向かって左が6000K、右が純正です。純正バーナーもハロゲンよりはずっと白いですが、左側と比べるとやや黄色っぽく感じます。照射光は以前より白っぽくなった分、個人的には明るくなったような気がします。
ヤフオクで購入した6000KのD1Cバーナーに交換してみました。ポジション灯の色とも良く合い、気に入りました。

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