以前使っていたDENON製ラック。オーディオメーカー製ということもあり、板材はいわゆるタイコではなく密度の高いパーチクルボードなのですが、天板のツキ板は端から剥がれて下地が剥き出しの状態です。丁度良い機会なので、このラックを廃棄して場所をとらない縦型のラックを自作しようと思いました。でも全て捨てるのはのはもったいないと思い、ガラス扉と、中の棚板は再利用しました。
作成途中の写真。21ミリ厚ランバーコアがメインで、側板は木目がきれいな5ミリ厚の杉合板を重ね貼りしました。4隅には45ミリ角の角材で棚板に掛かる荷重を支えます。
自作でもできる限り高級家具に近づけたいと思い、正面から見える部分にケヤキ材を使い重厚
感を出すつもりです。写真はヤフオクで入手した52ミリ厚のケヤキ板(3900円)。
ケヤキ材は丸ノコで切り分けてからカンナがけ、木工用ボンドで本体に接着。
ペーパーがけした後、水性ステインで着色し、水性ニスで仕上げました。水性ステインは和信ペイントのポアーステイン(マホガニーブラウン)、ニスも和信ペイント水性ウレタンニス(つや消し)にしました。内側は家に長期保存してあった黒の水性ペンキを使い切りたかったので、水で薄めて使いきりました。まだら模様ですが、どうせ見えなくなるので木肌が見えなくなるまで塗りたくりました。
カラス扉はガラスとノブを外した後、グラインダーで既存の塗装を剥がし、赤茶色の水性ペイントを塗りましたが、少し刷毛痕がついてしまいました。ノブは剥げかけた金メッキを落とし、シルバー塗料で仕上げました。中に納まっている機器は、上段がDENONのMDデッキDMD-1000、下段が同CDプレーヤーDCD-1650SE。
プリメインアンプ(DENON、PMA-2000SE)は放熱を考えると扉がない場所が良いかなと思い、ここに置きました。でも後日パワーアンプをTOPPINGのPA5に換えたので放熱量は減ったと思います。下段に納まっているのはソニーTC-K222ESAで現役です。数年前にボタンを押してもカセットの蓋が開かなくなるトラブルがありましたが、ゴムベルトの経年劣化が原因とわかり、自分でゴムベルトを取り寄せて修理しました。
下面にゴムキャスターを付けて裏面の配線作業が楽になる様にしました。
 2022/10/3完成
自作オーディオラック

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